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事例紹介

畑の再生 #001(耕作放棄地/韮崎vineyard)

1.施工前(2010年スタート/標高450m)

約1.3haの耕作放棄地の施工スタート。以前は段々畑の田畑と果樹園、廃屋もあったそうです。

 

2.雑木の伐採

ジャングルと化していた雑木たち。

 

3.雑木チップ化

70%減容化して堆肥化します。チッパーは重量30tもあります。このマシンで処理に一週間もかかりました。
畑に残った細かい残渣(ざんさ)はすべて人力で拾いました(30袋/1tフレコン袋)。これをやらないと後々苦労します。

 

4.圃場整備

出てきた岩は縁石代わりに利用します。

 

5.暗渠排水

元田んぼの場所もあり、地下水位が高いので、外部からの水の流入を遮断するために外周にも暗渠排水を施工することに。

畑の中央に横断するように暗渠排水を入れて、畑上側に染込んだ水を遮断します。傾斜畑はどうしても畑下側の土壌水分が多くなるからです。

端末の集水マスです。大雨の後は透明な暗渠浸透水がどんどん出てきます。
この集水マスがあるおかげで、畑の中はぬかるみ等がなく作業することができます。

 

6.表土

貴重な表土は畑の両端に集めます。これには時間と経費がかかりますが、とても大切です。

どうしても水の抜けない場所は縦方向に浸透させます。茅ヶ岳影響下の地質は表土―粘土―火山礫―岩盤層になっている事が多く、この地層をある程度いじってあげないと水はけの良い畑にはなりません。

 

7.土壌整備

表土を均一に戻し、不足している土壌成分を調整して耕運して、整地の完成です。

 

 

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