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白州Vineyardの土に切れ込みを入れました。(北杜市)

今日は白州Vineyardの土に切れ込みを入れました。
垣根栽培の問題点として、トラクターなどのタイヤが常に同じ場所を通るので、表土が転圧され固くなってしまいます。表土が固くなると、傾斜地では大雨の水が勢いよく走り、表土を削ってしまったり、根の伸びを阻害します。

幸い白州の畑は水はけが良く、土も柔らかいので、ほぼ台木種類になく根は横には伸びません。細根が縦に伸びます。これはとても大切な事です。
浅い場所にゴボウのような太い根ばかりだと、多雨や干ばつの影響を敏感に受けます。水はけが良い土地の贅沢な悩みとして、肥料分もすぐ抜けてしまいます。トラクターのタイヤが表土を固めてしまう深さはせいぜい20センチなので、土を切る意味合いとしては、なるべく深い場所に酸素を供給する、不足している養分を少ない量で効果的に効かせるためです。

傾斜地の最大の魅力は不必要な雨水を早く畑の外に出せる事です。
作業が大変な分、結果としてぶどう品質がその恩恵にあずかれるのは幸せな事なのです。

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