白州Vineyardのカベルネの収穫をはじめました。(北杜市)
山梨全般に今年のぶどうの出来は、悪天候のため星二つの評価と聞きましたが、白州Vineyardのシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの白品種は糖酸とも申し分なく、これまでで最良の年となりました。収穫も残すところマスカット・ベリーAとカベルネ・ソーヴィニヨンのみとなりました。
白州Vineyardのカベルネの収穫をはじめました。畑の最も日当たりが良く、水分ストレスをかけるために1m下には花崗岩がある一等地に植えてあり、試行錯誤しながらようやく納得できる質となりました。昨年までは凍害や収穫前に蜂の総攻撃に見舞われ収量減・・・どうしても動物たちには晩秋、森の食糧が減り、黒く輝く果実は魅力的に映ります。どうせ雨よけのレインプロテクションや傘紙を掛けるならと着色はどうなるかと心配しながら、実験的に袋を付けてみました。結果は成功、10月の300㎜超の雨をものともせず、晩腐病などの被害もなく11月まで引っ張ることができました。
ぶどうの袋掛けは生食ぶどうのハイリターンが可能な栽培手法なので、あくまでも実験です。今年の実験からまた違うアイデアが出てきたので、来年は違う方法を試します。異常気象が当たり前になった昨今、同じ事をしていては専用品種は日本では作れなくなります。同じ環境下で人の出来る事は限られます。経済活動を自然相手にしている以上、我々が自然に合わせるしかありません。キーワードは水分制御で間違いないです。